銀行は債務超過の会社には融資しない

金融庁の金融検査マニュアルによれば、債務超過の会社は貸出先の債務者区分として破綻懸念先に分類されてしまい、銀行は貸出額に対して6割以上の引当金を積まなければならなくなります。

つまり、債務超過の会社へ貸出をすると自動的に銀行のバランスシート(自己資本比率)が痛むので、銀行からすると貸す理由のない取引先となります。
そのような取引先は、いくらキャッシュを持っていても貸出を受けることは困難です。

銀行の自己資本比率についてはBIS規制、銀行法などの自己資本規制により定められています。

もちろん、赤字会社にも基本的に融資はしません。
なぜなら、特に理由がなく赤字に陥っている会社は要注意先に分類され、同様に数パーセントの引当金を積む必要が出てきます。
ただし、純資産比で見れば赤字額が僅少であるなどの理由で、正常先に分類される見込みがあれば、赤字でも融資を受けられる可能性はあるようです。